下記の通り、米国を中心にアナログレコードの需要は
▸3年連続成長率40%で増加しております。
(1) ご発注からの流れ
▸マスターデータご入稿
▸カッティングハウスにて作業
▸ジャケットデザインデータご入稿
▸ラッカーマスターをカッティングハウスから工場へ入稿
▸ラッカーマスターにより、マザー盤とサン盤を起こす
▸工場にてプレス ->冷却->梱包する
▸納品
* マスターご入稿から、納品するまで 38 日程度。
(2) 生産プロセス
スタンパー制作
‣ラッカーマスターを徹底的にクリーニング
‣ラッカーマスターに硝酸銀溶液を塗布
‣シルバーラッカーマスターをメッキセルにセッティング
‣金属スタンパーは約3時間のメッキ処理で出来上がります。
‣スタンパーの裏面を研磨します。
‣金属マスターをラッカーマスターから取り外します。
‣スタンパーを中心に置き、スタンパーの中心に穴を機械で開けます。
‣レコードの最終的なサイズの直径に合わせ、スタンパーの縁を削ります。
‣金型の形に合わせ、スタンパーを成型させます。
(3)レコードプレス
‣プラスチック押出プレス機にて作業
•大容量蒸気炉(1トン/時)を設置、プレス機8台へ供給。
180度の蒸気でプレス機の金型を加熱します。
‣成型されたスタンパーをプレス機の金型に装着します。
‣溶融されたプラスチックができます。
‣プラスチックと2枚のレコードレーベルを金型の中に入れます。
‣金型はスチームで加熱され、高い圧力でプレスします。
‣金型は冷却後開くとLPレコードの成型は出来上がります。
‣LPレコードのエッジを機械で削ります。
‣出来上がったレコードを目視で検査し、24時間冷却した後包装します。
(4) 品質管理
入稿マスターデータ&ラッカーマスター
1) 著作権の確認
‣著作権および/または承認文書を取得する
2) マスターデータの検査
‣マスターデータの種類確認
‣音質の確認
‣トラックナンバー、演奏時間の確認
3) ラッカーマスターの確認
‣ラッカーマスターの種類とフォーマットの確認
‣LPレコードIDの確認
‣表面の溝に傷があるかどうかの確認
‣トラックナンバーの確認
4) プレスプロセス
スタンパー検査
‣仕様の確認
‣表面に傷があるかどうかの確認
‣LPレコードIDの確認
5) プレス
‣レコードの仕様の確認
‣プレスによるレコード上の傷の確認
‣A面B面のIDの確認
‣機能検査 – 音質 & トラック順番確認
6) 検品
‣レコードの仕様の確認 – 各工程1枚ずつ
‣目視検査 – 1時間に10枚程度
‣レーベル確認 – 1時間に10枚程度
‣機能検査 – 量産の1枚目と最後の1枚、 量産中200枚毎に1枚
7) 梱包の流れ
梱包前のQC
‣LPレコードID – サイド A & サイド B 確認- 1ロットに1枚
‣レコード目視検査 - 100%
‣レーベル目視検査 – 100%
8) 梱包方法・材料の確認
‣製品はBOMを参照してパックする
9) 出荷時抜取検品
‣包装仕様確認
‣包装の質 / 数量確認
‣レコードとレコードラベルの確認